高品質の木材を生産するため、効率を求める現代林業では実現困難とされる「旬切り」、「葉枯らし」による素材生産を行います。
林業6次産業化における事業の起点として他事業との連携を図り、立ち上げ3年は森林組合との連携を、4期目以降、関係者との協議の上、市有林を中心に森林管理の体制強化を担っていきます。
市内製材所と連携し、既存設備を活用しながら旬切り+葉枯らし乾燥+天然乾燥による高品質の無垢材商品の企画・仕入・販売を中心に行います。市内製材所との連携の中で、葉枯らし材の適正な在庫確保等に取り組みます。立ち上げ3年は域内既存設備の活用に留めながら、4期目を目処に、簡易プレカット機の導入他、域内高付加価値化体制を構築し、構造材を含めた製品提供を行っていきます。
まちづくり関係の会社やその他の建築家・デザイナーと連携し、伝建地区を中心にした空間プロデュースを行っていきます。4期目を目処に、建築業許可が不要な500万円以内の施工請負が可能な体制を整え、域内事業者と連携し、設計・施工両面でプロデュースの質と幅を広げていきます。また、将来的に、建築・設計業務に関与した施設の運営関与の可能性についても検討していきます。
林業体験イベントを企画するなど森に親しみを持ってもらう活動と木材の販売を密接に連携させながらプロモーションを行います。
また、特定地域づくり協同組合の事務局運営を通じ(ローカルベンチャー協議会と連携し)、地域の人財の育成と地域事業者への人財支援を図り、地域の事業・文化継承をサポートしていきます。
里山賃貸住宅の展開(設計、材供給等)を支援し、プロパティマネジメント業務の受託を予定しています。また、萩林業6次産業化のモデル的な建物としてプロモーションし、視察・ツアーの実施、敷地内でのイベント開催を通じ、萩の木材の魅力を空間的に体感してもらう場としても活用します。